moonriders - Dire Morons TRIBUNE (2001)
このアルバムはVariPhrase processor (バリフレーズ・プロセッサー)を使ってレコーディングしたらしい。
全曲に使用したのか数曲だけなのか。
ただ聴いただけではバリフレーズを使ってるのかどうかわからない。
技術が進歩し過ぎていて。
たとえば同じムーンライダーズの『AMATEUR ACADEMY』(1981)だったら1度聴いただけでサンプラーという当時最先端の機材を使ってるということはわかるのだけど、このアルバムは2000年に発表されたバリフレーズという最新技術を使ってるのかどうか聴いただけではわからない。
これだとバリフレーズを使った意味があるのだろうかと思ってしまった。
The Beatles『LOVE』みたいな使い方ならわかりやすいのだけど。
曲はムーンライダーズらしい良い曲ばかり。
鈴木慶一さんは恐くてこのアルバム完成後すぐには聴かなかったとのこと。
私は当時バリフレーズ・プロセッサーで出来ることは神の領域みたいな感じがした。
慶一さんもそういうところが恐かったのだろうか。